和食に欠かせない調味料「醤油」のテーマパークも!川越散策おすすめスポット

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和食に欠かせない調味料「醤油」のテーマパークも!川越散策おすすめスポット
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蔵造りの街並みが残る川越は、都心から約30分とアクセスもよく、老若男女問わず人気の観光地。本記事では、街歩きを楽しみながら、日本の食文化や伝統的なものづくりについて知ることができるスポットをご紹介します。

小江戸川越で老舗醤油蔵見学と絶品ラーメンを楽しもう

1767年創業の松本醤油は川越の醤油の老舗蔵元です。
驚くのは、現在も1830年建造の蔵で、当時から使用している杉の木桶で醤油を造っていること!
選び抜かれた安全な原料を使い、夏の暑さ、冬の寒さなど四季の移ろいにまかせ、1~2年かけて熟成・発酵させる伝統的製法と、長年の経験で培われた職人の技が、松本醤油の味を作っています。

そんな松本醤油のこだわりを体感できるのが工場見学。約190年前の建造物に足を踏み入れると、大きな木桶が並び、蔵いっぱいに立ち込める醤油の香りに悠久の時の流れを感じます。
醤油蔵に併設しているショップでは、醤油はもちろん、醤油を使ったドレッシングなどさまざまな商品が販売されていますよ。

スポット名:松木醤油商店
住所:埼玉県川越市仲町10-13

和食には醤油が欠かせませんが、もうひとつ重要なのが「だし」 と呼ばれる日本独自のスープ。西洋のブイヨンのように素材を長く煮込むのではなく、水に浸したり、短時間火にかけたりして、素材が持つ風味のエッセンスを抽出します。昆布と鰹節から取るだしが一般的で、煮干しや椎茸を使うこともあります。

こうしただしに使う素材を購入できるのが、約100年前に創業した乾物屋「武州川越轟(とどろき)屋」。こちらでは高級料亭に卸す一等級品から家庭用の手ごろな価格のものまで、さまざまな乾物を扱っています。地元の人が三代続けて通うほど品質の良い素材が手に入りますよ。

スポット名:武州 川越 轟屋
住所:埼玉県川越市連雀町7‐2

ここまで川越の2つの醤油蔵とだしの素材となる乾物のお店をご紹介しましたが、醤油とだしの美味しさを堪能するなら、訪日観光客に人気の高い「ラーメン」もおすすめ。

松木醤油に隣接するラーメン店「UNDERGROUND RAMEN 川越仲町」は川越発祥の人気店「頑者(がんじゃ)」の系列店で、その美味しさからラーメン通をうならせています。
必食メニューは、川越の醤油を使ったラーメン。魚介のだしの旨味と醤油の香りの漂うスープに、歯ごたえの良い麺が相性抜群です!

今回ご紹介した醤油蔵見学から絶品ラーメンの試食までをガイド付きで体験できる「川越醤油ラーメンツアー」に参加すれば美味しいラーメンが食べられるだけでなく、そこに根付く文化や伝統まで深く知ることができますよ!

スポット名:UNDERGROUND RAMEN 川越仲町
住所:埼玉県川越市仲町10-13

和食に欠かせない「醤油」を学ぶ!金笛(きんぶえ)しょうゆパーク

ユネスコ無形文化遺産に登録された「和食」は、ヘルシーでバランスがよく、世界でも注目されています。醤油は、そんな和食に使われる調味料の代表格。

JR川越駅から路線バスで約20分ほどの場所にある金笛醤油パークは、1789年創業の老舗蔵元、金笛醤油が営むテーマパーク!ここでは、「食べる」「学ぶ」「買う」「遊ぶ」の4つの体験を通じて、醤油について知ることができますよ。
工場見学では、醤油の歴史から始まり、醤油の原料である大豆や小麦、麹菌などを見たり、香りを確かめたりしながら、作り方を学びます。

醤油について学んだ後は、「しょうゆ蔵のレストラン」へ。醤油のおいしさを引き立てる自家製のうどんなどが味わえます。醤油を使ったスイーツもあり、団子などの和菓子はもちろん、ソフトクリームやバウムクーヘンなどにも醤油をプラス。醤油とスイーツの相性の良さに、きっと驚くはずですよ!

食後はパークの屋外の広場で、実際の醤油の仕込みに使用されていた大きな木桶の中に入って、蔵を背景に記念撮影をしましょう。木樽で作られたツリーハウスも、子どもに人気の遊び場です。

最後は、直売店でお土産選び。伝統的な方法で醸造される醤油や、その醤油を使ったスイーツなど、こだわりの商品がズラリと並んでいます。

実に魅力的なスポットですが、川越市内ではないので訪れる際はご注意くださいね。
行きたいけど時間がないという人もご安心ください!実は川越市内には金笛醤油の深い味わいを堪能できるお食事処「うんとん処 春・夏・秋・冬」があるんです。店舗は川越の観光中心地である蔵の街商店街に位置しており、風情あふれる川越の街並みを眺めながら自慢の自家製麺や金笛醤油で煮込んだ角煮、など様々なメニューを味わうことができますよ!

スポット名:金笛しょうゆパーク
住所:埼玉県比企郡川島町上伊草654

川越の蔵造りの街並み散策と伝統的なものづくりを満喫しよう!

観光客を惹きつける川越の大きな魅力は、黒漆喰の壁や大きな瓦で造られた重厚な家々が続く街並み。和風建築はもちろん、「川越キリスト教会」、「シマノコーヒー大正館」など20世紀前半に建てられた洋風建築もとても風情がありますよ。
こうした歴史を感じるエリアを散策するなら、和服に着替えて日本らしい雰囲気に浸ってみませんか?

川越には、手ごろな価格で和服をレンタルできるお店がいくつもあります。レトロなデザインや現代風の華やかなものなど、さまざまな和服の中から好みの一着を選ぶのも楽しいですよ。

和服に着替えたら、さぁ、街に繰り出しましょう!
どこに行くか迷ったら、西武新宿線本川越駅より徒歩3分の川越市産業観光館(小江戸蔵里(こえどくらり))で観光情報が手に入ります。館内では、川越の特産品の購入や日本酒の飲み比べもできます。

多くの観光客が訪れるのは、黒漆喰の蔵が並ぶ「一番街」、約400年前から時を知らせてくれる川越のシンボル「時の鐘」、縁結びの神様「川越氷川神社」、約30軒の菓子屋などがひしめく「菓子屋横丁」など。
川越名物のさつまいもを使ったスイーツのお店もあるので、食べ歩きを楽しみながら散策しましょう。人力車に乗って観光するのもおすすめですよ。

川越はものづくりの街として知られていて、老舗の印鑑店「利剣堂(りけんどう)」もぜひ立ち寄りたいお店のひとつ。印鑑とは、大切な契約などの際に使用する名前が刻まれたスタンプのことです。
利剣堂では国から技術を認められた職人が手彫りで作成するため、世界でひとつだけの印鑑が手に入ります。レトロデザインのスタンプも販売しているので、おみやげにどうぞ。

スポット名:川越市産業観光館(小江戸蔵里)
住所:埼玉県川越市新富町1-10-1

スポット名:利剣堂 並木印工房
住所:埼玉県川越市仲町1-32

東京からアクセスしやすく、伝統的な街並みを観光できる川越は、たくさんの魅力にあふれています。より日本を知ることができ、きっと忘れられない思い出になるはずですよ!

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